エネルギー価格の高騰により、
注目されているインドネシアのバイオマス燃料(PKS)を
日本の発電所(商社)から依頼を受け
日本に輸入販売します。

インドネシアの現地法人 PT.Sinar Artha Karunia(シナル アルタ カルニア)と共同事業契約を交わし、インドネシアのカリマンタンにストックヤードを建設し、 RSPO認証を持つ(申請中を含む)18ヵ所のミル工場から PKSを仕入れして日本向けに独占販売します。

Business purpose

事業目的

インドネシアでパームオイルを絞ったあとのPKS(ヤシ殻)を現地サプライヤー、商社、海運会社などのパートナーと連携し 強固なサプライチェーンを構築して、GGL認証等の認定を受けた燃料を日本のバイオマス発電所に輸入販売する事を目的とします。

Business background

事業背景

2030年以降の化石燃料廃止に向けて国内の化石燃料発電所が燃料の変更を求められている中、 カーボンニュートラルに向け日本政府から依頼を受けている発電所は約180カ所あります。 世界的な原料高騰を受けてバイオマス燃料も不足している現状の中、インドネシアの豊富な資源に注目が集まっています。

燃料について

バイオマス燃料

バイオマス燃料は、木材や枝葉などから作られる生物由来の再生可能なエネルギー源です。
原材料の成長過程で行われる光合成によるCO2の吸収量と、燃焼によって排出されるCO2の排出量が相殺され、実際に大気中のCO2の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」な燃料です。
農作物の残渣や未利用材などを活用することで廃棄物の軽減にも繋がります。

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量をプラスマイナスゼロにすること

PKS(パーム椰子殻)

PKS(Palm Kernel Shell)は、パーム油製造の副産物であるアブラヤシの種子の殻で高い熱量とカーボンニュートラル性を持つバイオマス燃料として注目されています。

PKSの定義と発生源

PKSはアブラヤシの果実からパーム油を抽出した後に残る、種子の外殻部分を指します。
果肉や核から油を搾った後のこの殻は従来、廃棄物として扱われていましたが、乾燥させることで燃料として利用可能になります。

PKSの定義と発生源

PKSは水分が少なく、熱量が高い点が特徴です。 乾燥したPKSは1kgあたり約3,900〜4,600kcalの発熱量を持ち、同じ木質バイオマス燃料と比べて効率的にエネルギーを生み出せます。

また、植物由来で成長過程でCO2を吸収しているため、燃焼しても実質的にCO2を排出しない「カーボンニュートラル」な燃料に該当します。

高い熱量と環境負荷の低さから、
再生可能エネルギー時代において
重要なバイオマス燃料として注目されており、
今後も利用拡大が見込まれています。

PKSはアブラヤシの果実からパーム油を抽出した後に残る、種子の外殻部分を指します。

インドネシアのPKS 輸出国

現在、インドネシアのPKSの
最大の輸出先国は日本であり、
輸出量は全体の91%を占めています。

生産と輸出

2021年時点で、東カリマンタン州だけで年間174万トンのPKSが生産されており、インドネシア全体では約1,100万トンのPKSが発生しています。
このPKSは国内でも使用されますが、輸出に向けた体制も整備が進んでいます。 インドネシアには、ジャンビ州、リアウ州、東カリマンタン州に主要な輸出拠点があり、日本市場向けにPKSを安定供給しています。

日本を中心とした輸出先

2024年度、インドネシアから日本へのPKS輸出量は約450万トンでインドネシア全体の輸出量の約92%を占めています。インドネシア全体のPKS輸出が480万トンに達しており、日本は最大の輸出先です。

課題と展望

東カリマンタンなどの地域では港湾整備の制約や中小サプライヤーの設備不足が課題とされています。日本企業との協業や保管設備の整備によって品質管理を強化し、今後も輸出拡大が見込まれています。

インドネシア PKS 過去10年間輸出量推移 2015年280万トン、2018年360万トン、2021年400万トン、2022年462万トン、2023年517万トン、2024年480万トン
2024年インドネシア PKS輸出先国別シェア率 日本92%、韓国4%、シンガポール2%、タイ1%、欧州1%

GGL認証

GGL認証は、パームヤシ殻(PKS)を含む
バイオマス燃料の持続可能性と合法性を保証する国際的な第三者認証制度です。

GGL認証とは

GGL(Green Gold Label)認証は、2002年に設立された Green Gold Label Foundationが運営する国際的な認証プログラムで 生産から加工、輸送、最終利用に至るまでのサプライチェーン全体 の持続可能性を評価するものです。

GGL(Green Gold Label)認証マーク

認証の目的と基準

GGL認証は、以下の観点から持続可能性を担保しています。

環境面 高保護価値のある自然環境や絶滅危惧種を脅かさないこと、
泥炭地の開発制限、温室効果ガス排出量の算定と削減計画の立案・実施。
社会・労働 違法労働や児童労働の排除、労働者の権利確保、
健康安全の確保、団結権・交渉権の保障
ガバナンス 法令遵守、情報公開、認証更新・取消手続きの確立。
サプライチェーン管理 供給元から発電所までの追跡可能性の確保、 取扱量の記録、
内部監査および従業員教育

取得メリット

①バイオマス燃料メーカー 第三者認証により環境・社会的な信頼性を示せるため、
競合との差別化や販売の拡大につながる。
②バイオマス発電所 認証燃料を使用することで、事業継続リスクを低減し、
社会的信用を高められる。

※日本のバイオマス燃料としてGGL認証の取得が義務化されています。

RSPO 認証

PKSは、持続可能なバイオマス燃料としてRSPO 認証により
合法かつ環境配慮された調達が求められています。

RSPO 認証とは

RSPO( Roundtable on Sustainable Palm Oil 、 持続可能なパーム油のための円卓会議 )は 2004年に設立された国際的非営利組織で、 環境保護・社会的責任・経済的持続性を考慮した パーム油生産の促進を目的としています。

RSPO認証マーク

RSPO 認証取得のメリット

社会的信頼の獲得 企業の環境・社会的責任の証明
ブランド価値向上 ESG対応や国際市場での信頼向上
サプライチェーン参入 グローバル企業との取引条件をクリア
環境保護への貢献 熱帯林破壊や社会問題の緩和に寄与

PKSのRSPO認証は、持続可能なバイオマス利用の保証手段であり、 日本国内ではFIT/FIP制度への適合のためも必要です。
生産から流通までのサプライチェーン全体の管理・監査を通じて、 環境面・社会面・法令順守の観点から安全かつ合法的なPKSの利用が推進されています。
企業や発電事業者は、RSPO認証を取得することで持続可能な 原料の安定供給と社会的信頼の確保を図ることが可能です。

※RSPO認証があると、GGL認証の取得が不要です。